「何故？有村昆が映画を作るのか？」 ボクは現在、 若手パーソナリティー＆映画コメンテーターとして、 テレビ・ラジオ・雑誌などで活動しています！ でもパーソナリティー＆映画コメンテーターが なんで映画製作？と思われると思いますが、 それには理由があるんです。何故か？ 理由は大きく分けて２つあります。 ひとつは、 ボクは新作映画を、テレビやラジオや雑誌で紹介したりするのに、 年間映画は３００本以上観ます。 やっぱり見ていると、恐れ多くも撮りたくなっちゃうんですよ。（笑） 本当に最初の動機は単純なものです。 また映画の見方も、カット割りの仕組みとか、 照明の当て方なんかも知ってるのと知らないのでは、見方が変わってきます。 ですから、それを自分で勉強したいと思ったのです。 また監督の気持ち、スタッフの気持ち、役者の気持ちを汲んだで、 相手の気持ちが分かった上で、映画解説が出来たらどんなにいいかを考えました。 つまらない映画をつまらないと斬ってしまってよいのか？ そこには多くの製作者の血と汗と涙が入っていないのか？ そういうことを知った上での映画解説が出来るには、 自分が体験しなければ分からないとも思ったのです。 おりしも、僕の尊敬する映画評論家・水野晴郎先生が、 「シベリア超特急」を、映画評論家でありながら、 監督主演をやってしまうバイタリーティーに魅せられ、 自分でも撮るようになりました。 そして、水野先生への熱い恩返しの思いも込めて 今回、「シベ超」のオマージュも、「影の伝説」ではやっているのです。 水野先生、本当に今回ご出演いただきありがとうございます。 ２つ目の理由は、 「あなたは何を残せますか？」です。 つまりボクの仕事としては、色んな新作映画を、紹介することなんですが、 それを面白おかしく興味がそそるように着色したりして、紹介しているだけなんです。 あるとき右から左へと情報を紹介しているだけで、 自分は何も残せていない虚無感にかられました。 ふと気づいたら、「有村昆は何を残したいか？」と思ったわけです。 映画を評論していると、大体が自分のことを棚にあげて喋っている様な気もします。 でなくて、自分なりに世の中に何か映画を愛するものの一人として 作品を残せないかなと思い、制作することにしました。 もちろん本職の監督さんには、足元にも及ばないけれども。 それでも何かを残す、メッセージを伝えることを本気でやりたいと思いました。 仕事とは別に、生涯のライフワークとして、 本気で映画製作に臨む！ 以上が、ボクの映画を作る理由です。 今回もこの映画製作には、多くの皆様のご協力があり 完成へと進んでいます。（まだ現在撮影中。） 本当にこの映画製作に関わるすべての皆様に この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。 本当に本当に皆様ありがとうございます！ そしてこの映画をご覧頂く皆様にも 感謝です！ ボクは本職の映画監督ではありません。 手作りな作品でお見苦しい点も多々あるかと思います。 しかし、本気で作っています。 月並みな言葉ではありますが、情熱だけはカンヌ、アカデミー賞を向いていて 誰にも負けません！！ どうぞ、ひとつ皆様温かい目で ご覧頂ければと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 有村 昆